2010年9月30日木曜日

821:Curse or Blessing

海外、特に途上国、特にアフリカ、特に西アフリカに行くと原因不明の病気にかかることがある。

僕自身は、マラリアにもかからず訳の分からない病気になったことはない。意外とフィリピンでは3回入院したことがある。高熱だからインフルエンザかデング熱か何かであろう。同僚や知り合いだと事例は多い。

例えば、ハエかアブの一種なのか刺して卵を産んだり、生魚の寄生虫が体内の血管に入りこみ害を及ぼすこともあるようだ。笑い話で済めばいいが、最悪は脳に入りこみ重大な事例になるそうだ。

アフリカなどでは、兎に角、

1.蚊などに絶対に刺されないこと。
2.生ものは絶対に口に入れない。絶対に火を通し、水もペットボトル以外は飲まない。
3.風邪気味なら、直ぐ休息を取る。風邪ぐらいと侮ると危険だ。
4.現地特有の病気は現地の人間に聞く。意外と日本に帰って治療をして失敗することもある。

などが注意点だ。それでもかかるののが病気であり、もっと多いのは交通事故。

車に乗ったら、絶対に眠ってはいけないし、シートベルトは必須。事故発生直前の身構えが大事。

それでも病気や事故は起きる。

そこから生き延びるか、あるいは亡くなるかは運命だ。

アフガンの案件が再公示になっている。会社も危険地帯には行かせない事情もあろう。

病気、事故、そして戦火に巻き込まれる(誘拐や監禁もあるね)可能性がある仕事、これが途上国の仕事である。心労でうつ病になったり自殺者もいるのだ。刃傷沙汰で殺される人もいる。

呪いを受けるか、それとも恵みを頂くかが問題だ。

最後に余談だが、比国のアンへレスで緊急入院したが、次の日の朝に、看護婦さんが言った最初の質問は、

Are you single?

患者の体調より独身かどうかが重要らしい。別の病院では点滴の機器が壊れていて自分で外して直ぐ退院した。

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