2010年9月23日木曜日

803:会議の進行

当地南部アフリカでの作業ももう1年半弱になるので、会議進行のパターンに馴染んできたが、やはり形式的なところがあって、ブレーンストーミング的な熱のこもった議論にならないところがちょっと気になっている。議長も長年同じ議事進行パターンだから、新任の議長でもちゃんとできる。

大体形式が決まっていて、

1. Opening remarks and prayer(お祈りするのはボランティアで大体NGOだね)
2. Introductions
3. Adoption of the Agenda
4. Confirmation of previous minutes
5. Matters arising
6. Any other business (AOB)
7. Closing remarks and prayer

という流れであるが、5と6の間に特記事項が入ることもある。まあ大体こんな流れである。

しかし、全体的には温和なコメントや質疑応答で終始し、問題に対する激しい質疑応答はまずない。と云って、参加者が満足していて問題解決の方向に着実に進むかと云うとそうでもない。懸案事項は中々解決されないし、そのうちうやむやになってしまう。イギリス人の植民地であり、ジェントルマンシップを重んじる国民性なのかもしれない。

僕はイラン、トルコなどバトルモードの会議が普通であったから、こうした会議でストレスはないもののすっきりしない会議ばかりでちょっと飽きてきた。流石にイランでの5時間バトルモードは大変だが。

それにしてももう1年半。議長である次官からもちゃんと名前を覚えられているので心地よいね。

逆にドナーだけの会議では、水省の対応にかなり不満があるので喧々諤々の議論があるが、その結果は省との会議ではくじけてしまう。中々難しい状況でもある。

僕自身は全体会議より個別の協議を重視しているので実質の問題はないし、会議で目立つことが大して重要でないと考えている。

裏技で勝負という発想である。

白熱した議論が展開すればいいのだが、郷に入れぼ郷に従えのことわざもあるし、会議は紳士的に行こう。

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