2009年6月1日月曜日

213:カブールに凧は上がるか?

映画三昧の毎日だが、久々アメリカへの移民の映画だ。それもアフガン人。

タリバン勢力によって多くのアフガン人がアメリカに逃れている。彼らの物語である。多少政治的な国策映画のようでもあるが。以前紹介したヴェトナム人移住者と同じような設定である。共産主義やテロリストトから逃れて移民したアメリカが自由の国である宣伝もあろう。

しかし彼らの歴史を学ぶ上ではいい参考になる。

子供が凧を上げるのも日本では見なくなったが、時々マニラあたりで良く見る。各国には凧の文化というのがあるらしい。アフガニスタンにもあるようで、特に凧の糸を切る技が競われる習慣があるようだ。

アフガニスタンはイランやタジキスタンを含むペルシャ語圏に含まれる。イランとタジキスタンは行ったことがあるアフガニスタンはタジク側のアムダリア河からの対岸から見ただけである。

映画を見るとイランやタジキスタンで聞きなれたファルシーを思いだす。ありがとうという意味のテシェクールはトルコ語と同じだ。サラームも懐かしい。サラマレクンと同じ意味だがイランではそう言う。

映画ではカブールで子供の時に上げた凧がテーマになっている。ヴェトナム人の雨のように。それぞれの移民には忘れ難い遠い祖国の思い出があるようだ。

カブールなどではJICAさんの復興に係る調査案件が続いている。ぜひ行ってみたい国の一つである。

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