2009年6月2日火曜日

215:Willow Treeって何の比喩?

南アのMNETという映画専門チャンネルは相当ユニークである。ハリウッド系の配給が主体だが、外国映画の秀作も扱うらしい。

今日はイラン映画だ。アフガンからいよいよイランに。イランについては日本人の仕事ぶりを紹介したこともあろうが映画はまだだった。映画のマニアでないので具体の名前は出てこない。

The Willow Treeという秀作である。監督はかなり有名らしい。内容は省略するが、精神的で宗教的なインパクトがある。盲目だった中年男が奇跡的に視力を回復するが、それによって失った人生に嘆き、自分を変えようとするがそれも叶わない。神様とのバーゲニングはないということだ。家族のきずなを失い、さらに視力もまた失った。

それにしても、柳の木という題名は何を意味するのか?

「柳のようにしなやかに強く生きること」

或いは、

「揺れ動く人の気持ち」

なのか。

テヘラン近郊には小川に沿って柳の木が多い。この作品は04年ごろテヘランで撮影されたそうだ。99年から00年のテヘラン市街を懐かしく思った。

イランでのコンサルタントの多くが「柳の木のように」心が揺れ動き動揺していたが、

イラン人の多くは「柳の木のように」したたかに強く生きていた。

当地アフリカには柳の木は見当たらないようだ。

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