2009年6月17日水曜日

245:今日のニュースから

海外での現地調査では資料やインタビューでの情報収集活動があるが、事前の予備的で総合的な情報がないと各収集情報がうまく繋がっていかない。

案件形成、事前、予備調査と名のつく調査では現地滞在が1カ月程度でありコンサルの腕の見せ所である。しかし本格調査の側からみると事前調査などの報告書から実体が必ずしも見えてこないのが実情である。従って事前の調査の段階で次の段階に進むための広範で詳細な調査結果が求められる。これが中々大変な作業である。

今日もある水文専門家との雑談と彼の部屋に貼ってあるポスターや報告書類からきわめて重要な情報が得られた。ジグソーパズルを解くようなものである。事前の情報と彼のコメントをつなぎ合わせ、やっと納得のいくある事象のプロセスが分かった。辛抱のいる作業だが他には手はない。確かに質問票は重要だが表面的な答えしか返ってこない場合がほとんどである。

さて、主題である。

1.イラン大統領のSCO首脳会議参加

イランからみると中央アジアの安定は重要課題である。従ってオブザーバーとは言え、SCO首脳会議参加はキャンセルできない。大統領も国内の混乱回避を見届けながらロシアに1日遅れで入り直ぐ戻ってきた。

選挙結果というものは、

ア.各候補者への総投票数
イ.地域別の投票数

が公表されて初めて透明性が示されるのでないかと思うが、いかがであろうか。これからどんな進展があるか楽しみである。

2.カーター元大統領の中東訪問

久々に彼のお姿を見た。相当年を取った感じ。イスラエルと自国アメリカを非難していた。これはPressTVから。老獪さが漂うが。

3.中大及び京教大事件の続報

中大事件についてはプッツリ報道が途切れた。尋問も暗礁か?京教大については続報が京都新聞に少しある。こちらも容疑者たちのいいわけや見張り役がいたとか、止めに入らなかった学生のその後とかが入っている。週刊誌がないので大雑把な記事ばかりである。週刊新潮とか文春あたりが見たいところである。

4.トルコの不況

ここ5年ほどやっと年7%ほどの経済成長を保ってきた。BBCによると今年あたりは5%のマイナス成長である。失業率も16%にも達する。イスタンブールの貧困層は食べて行けない。多くの友人たちはどうしているのだろうか。もう13年も行っていないのでメールでの交流も途切れ始めた。大学の教授だった方も定年でメルアドが消えた。まさか死んではいないのであろうが。

5.厚労省事件

不正事件としてはどうもすんなり行きすぎて逆に何かあるのかなと邪推してしまう。総選挙前の大きな意味があるのか。民主党も大変だ。

6.北朝鮮後継者のスイス留学

三男と一緒に娘までベルンにいたのか。諜報活動の出番だったのだろうが、それは韓国だけだったのであろうか。

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