水資源においては昨今の開発から管理へのパラダイムシフトがあり、水・環境・衛生・保健の連携が期待されている。
衛生保健という分野では多くの女性が活躍している。WHO、UNICEFしかりである。
一方、開発コンサルタントでも女性が少しずつではあるが増えているように思う。大手コンサル会社でも数人はいるであろうか。
小生のわずかな経験では、
1.トルコ・国家水利庁の副局長
2.ベトナム・MARDの部課長クラス
3.比国・NEDA地方局局長
4.南部アフリカ某国・水資源関連省事務次官及び副局長
5.ルーマニア・港湾関連省地方局局長
などのカウンターパート機関の幹部が女性であった。女性の気遣いや細やかさを感じ、作業を進める上で助かった記憶がある。
こうしたことからも海外開発コンサルタントで頑張っている日本の女性技術者もそろそろ調査団の副団長や団長として活躍してほしいものである。教育部門では団長クラスも普通であるのだ。
特に水資源管理ではコミュニティー開発といった地域計画との連携が必要であり、ジェンダーという観点も考える必要がある。
昔聞いた冗談だが、
「効率的に作業を進めるマネージャーは、インド人の男性アシスタントとフィリピン人の女性秘書がいればいい。」
というのがある。両国人の特徴をうまく表現している。日本人女性の開発コンサルタントが海外で力を発揮できるのももうじきであろうか。
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