おとといであろうか、テロの女王と呼ばれた重信房子さんとのインタビューがネットニュースで入ってきた。過去を振り返り自責の念らしきコメントもあった。しかし、これからどうするという姿勢は感じられなかった。63歳。もうその辺の普通のおばあちゃんというイメージを感じた。
60歳過ぎて過去を振り返らなくてはいけない世代なのか?
65歳以上の万引き事件が急増しているという。70歳以上の昭和一桁世代や戦争を生き延びた復興世代は元気であった。戦中から戦後幼少期であった世代から団塊の世代は元気がないと感じるのは私だけか。
60歳を起点として人生の第2の仕事に情熱を傾けた人は誰か?あまり世間を知らないが、国際協力という意味では、
日本工営創始者の久保田豊さん
JICA理事長の緒方貞子さん
ぐらいしか思い当たらない。
お二人は世代もご専門も違うが60歳代から人生第2のご活躍をされた方であると思っている。
60歳を過ぎてさらに新しい領域で情熱を傾けた人生(とは言え緒方さんはまだご健在であるが)は我々にとっては先生である。
昭和30年代の初めには久保田さんの世界的な活躍と名声は確固たるものであったが、コンサルタントの役割が知られておらず(残念ながら今でもそうだが)無理解や嫉妬などから悪いうわさも多かったと聞いているし、「暗躍するコンサルタント」という悪いイメージも不当にも存在する。
数年前に南ベトナム政府に対する賠償に係る外交文書が明らかになった。これを見れば暗躍するコンサルというのは全く間違いであったことが分かる。
それでなくても、久保田さんが昭和34年の外務委員会の参考人(2回あったと記憶している)として語った議事録を読めば、彼の情熱と誠意が真摯に伝わってくるし、コンサルタントの真髄ともいえる信念や理想が理解できる。ネットでも見られるのでぜひ探してほしい。
学生運動で熱し、ビジネスマンとしてこれまで戦ってきた戦士方の60代からの更なる活躍を期待している。自分は学生運動には無関心であったし、ビジネスマンとしても従順ではなかったので、これまでの人生を継続していくことが望みである。
北朝鮮の水豊ダム発電所やベトナム・ダニムダム発電所は政権が代わっても今までずっと運転されているし基本的なインフラとして機能している。
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