2009年6月10日水曜日

233:カナダ人の良識

カナダ人はなぜか目立たない。

コンサル、研究者、国際機関、一般人、どの人も野心的で傲慢ではない。まあアメリカ人と比べても、という比較はある。保守的だが社会保障は充実しているが、経済活動は今一つアメリカの陰に隠れている。

映画も地味だし、アメリカには小馬鹿にされている感じが常にある。カナダ人でアメリカで有名人になった人も多いが、なぜかカナダ出身とは言いたがらない人が多い。

そんなカナダ人をコケにした映画を見た。テレビ映画だが。

Underfunded

題名からして馬鹿にしている。カナダシークレットサービス(CSS)という架空の機関の職員の活躍をコミカルに描いている。小馬鹿にされてもめげないカナダ人の素朴さ。折角掴んだお手柄もアメリカ人に直ぐ取られてもなんのその。気にはしていない純情さ。

呆れるくらいカナダ人が惨めだが、見ていてある種のそう快感を感じる。

コンサルタントもそんな素朴さがいい。人を押しのけても目立ちたい野心家は困りものである。

日本のコンサルに外人として所属して、トロントに戻った日系カナダ人もいいやつだ。彼は今トロント市水道局で働いている。そのうち遊びに行こう。

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