2009年6月7日日曜日

225:南部アフリカ地域の内陸水運(序論)

今日は日曜ということで時間が取れなかった南部アフリカの内陸水運の現状と将来を調べてみた。

あまり報告書の類はない。対象となる河川や湖を捕まえるぐらいである。

まず大河川としてはザンベジ川、大湖としてはニャサ湖がある。いずれも越境している。

ザンベジ川は数世紀にわたって水運が行われてきたという。その延長は570kmとのこと。00年にはSADCが地域水資源戦略実行計画を纏め、ザンベジ川とシレ川の内陸水運の可能性を検討している。詳細は不明。

ニャサ湖はマラウェイ、モザンビーク、タンザニアを跨る大湖である。国内外間の重要な交通網である。日本からの中古車はまずタンザニアに陸揚げされ、さらにニャサ湖を渡って内陸部に運ばれる。脱線だが、当地の車両の多分9割は日本車の中古車ではないだろうか。自分と同じトヨタ車種を海外で初めてみたし、警察犬運搬車というラベルもそのままだ。

内陸水運は交通手段の一つとして重要な役割を果たすが、水資源管理との統合的連携を考慮することによって開発ポテンシャルは高まる。まだまだ地域連携は進まないが今後内陸諸国の経済発展が進めば、近いうちに進展がある予感がする。

まずは上記SADCの報告書を探してみよう。

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