2009年6月27日土曜日

265:プロとの再会

ここ何年か修行の身で放浪していたため、古巣のプロ・コンサル会社の方とはお目にかかることはあっても、作業的な連携はなかった。寧ろ別世界でプロを養成する立場であった。

確かにコンサルを養成することも重要であり、組織的な人材育成に係ることは自分のプロとしての素養を高め、新しい可能性を引き出すには良い修行であったといってよく、決してキャリアを損ねることではなかった。

しかし、プロ集団で育った人間にとってはアマチュアかセミプロ的な方々をうまく引っ張っていくのは並大抵のことではなかった。彼らもプロではないが学歴は高く、自尊心もあり自分はプロと錯覚している方も非常に多いからである。中には実力や経験が伴わないにもかかわらず団長に座りたがるといった具合である。

久々、古巣の会社のプロの方々と偶然協議する機会があり、プロの仕事ぶりを思い出した。イシューに対する鋭い分析とプロのコメントの確かさが見事である。状況判断力も抜群である。

長い間、こうしたプロに育てられ、一緒に作業をしてきたんだなーとつくづく感じいった次第である。

非コンサル団体や長年JVサブでやってきた中小会社などが昨今の無競争時代に幹事会社として調査を実施することが多くなったが、各地で苦戦していると聞く。

一流コンサル会社の底力が復活することを心から願う。

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