2009年6月6日土曜日

224:The bottom line is that ...というはやり言葉

最近気になるはやり言葉は、

The bottom line is that ...

である。まあ昔からあるが。

語源はご存知と思うが、計算書の最後の行から来ていると思う。結論は、とか、要するに、大事なことは、という感覚である。IWRMにもTriple Bottom Lineとか使う。

自身も、要するにとつい使ってしまうが、使い方には気をつけたいと思っている。説明不足なのに、結論をいう無謀さと不親切さである。標語とか略語での誘導やプロモーションには気をつけたいところである。

最近特に多用されるので気になっていた。コンサルとしては結論を急がず、プロセスを重要視し合意形成をはかっていくことに留意したい。

この表現を聞いたら要注意である。エリートほど使うからだ。

今日見た、11th Hourというデカプリオの環境ドキュメンタリー映画でも、日系カナダ人の有名な科学者であるデイビッド・スズキが、

"When I began look back and say, "What is the fundamental bottom line for us as social creatures?" I could't believe it bacause it seemed so hippy and dippy... but it was love. Love is the force that makes us fully human."

と締めくくったたが、どうも感心しない。昔から尊敬していたのだが、キャッチコピーみたいだし。若者受けを狙っているかな?!

脱線だが、1944年のD-Dayの今日だったが、日系アメリカ人の442部隊は上陸に参加していない。彼らはちょっと前にイタリアのナポリに上陸していたが、その後北上し彼らの戦果が出てくるのだ。Japanese American Historyという本に戦争中の事件や出来事が日時入りで詳しく書かれている。帰国したら買おうと思う。LAには日系アメリカ人博物館があるがぜひ行ってみたいところである。脱線終了。

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