2009年6月25日木曜日

260:一を聞いて十を知ること

アフリカも13年ぶりの出張だが各国いろいろあって面白い。

のどかな点はいいことなのだが、やはり論理的な思考力は残念ながら若干乏しい。

南アのように西洋人が支配してきた国では教育のレベルも高く各省庁のレベルもそれなりにある。近傍の南部アフリカではまだまだそこまではいっていない。

ある方が言った逸話だが面白い。

「アフリカの人には部屋の壁に掛けてある額縁を縦横正しく設置できないんだよね。」

確かに今滞在しているホテルの額縁はちょっと曲がっている。初めて入った時に感じて自分で直した。面白い観察だと思う。

彼らとの挨拶や雑談はいいのだが、残念ながら協議・交渉の段階に入ると支離滅裂になってしまう。多分別の思考回路があるのであろうか。超バトルモードのイラン人や中央アジアの人との議論とは真逆である。

失礼ながら子供と話をしているような感覚になり、そろそろストレスが出てきた。既にインドネシアあたりでもまともな議論が展開できるのであるが、アフリカは奥が深い。

助言や指導も並大抵のことではなさそうである。イギリス式のジェントルマン的な礼儀はあるのだが。

アフリカでのアウェー修行はまだまだ続きそうである。

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