2010年10月20日水曜日

867:カラスはもうちょっとお利口さんじゃないの?

今日の夕飯は自炊でパスタである。地元で売っているパスタを2種類買った。エジプト産と南ア産。初回はエジプト産で実験。標高が高いのとラーメンポットだから太いパスタは大丈夫かと懸念したが結構うまくできた。インスタントスープ用のコーンスープの素と意外なお茶づけの素を入れる。この組み合わせはイスタンブールで覚えた。結構うまいのだ。

ゆで具合を見ながらアルデンテで出来上がり。久々いいお味である。パスタもレストランで食べてもまずいのがあるが、ラーメンポットでも十分うまくできた。エジプト産の麺も良好だ。次は南ア産に挑戦だ。夜も残業があるので食事は適当にしている。調査団でみんなで中華とはいかないので残念だが、まあ数カ月の辛抱である。

さて、主題だ。

1年半前から当地南アフリカのカラスの習性は興味があってずっと観察していた。上昇気流に乗って100mも浮遊するカラスは日本では見られない。真黒ではなく丁度白色のベストを着ているような柄をしている。

ホテルの屋根やオフィスのベランダにも止まっていて身近に感じるが、今日は意外な行動を見た。カラスは頭がいいのでおバカなことはしないという先入観があるが間違っていた。

オフィスの窓の外から何時間もカラスが叩いているのだ。何でだろうとよく観察するとカーテンと窓の間で飛び回る蛾を突いて食べようとしているのだ。蛾が大量にオフィスに入りこんでいることは前に書いたが、ガラスの向こうにいる蛾を食べようとしているカラスが滑稽だ。

まず蛾を食べるとはずいぶんおかしな話だ。貧しいこの国で残飯が町に散らかっていることはないにしても蛾を食べなきゃいけない事情は解せない。

カラスの知能は高いはずだが、ガラスの向こうの食べ物を執ように突く、それも何時間も続けるから全く意味が分からない。

動物の観察というのも人間と同じように意外性を知ることになるので面白い。

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