2010年10月3日日曜日

831:日本製品の乏しさ

当地南部アフリカでの中国進出は目覚ましいと何度も書いた。日用雑貨品を求めても日本製品は皆無である。

現地調達品は殆どが中国製である。粗悪だが値段が極端に安い。マラリア対策として日本製のものをいくつか持ってきているが、効きが悪いと感じたので、スーパーで探してみた。

アースの電気式の液体蚊取り器を発見。雑貨で日本製品を初めて見ることになる。

日本製と云えば、自動車とパソコン関連だけだと思い込んでいた。アースも多分第3国で製品化しているはずだ。

食料品に転じれば、何店かに日本食品があるらしいが、殆ど賞味期限が切れていると長期滞在者は語っていた。そこが比国、馬国、インドネシアなどと大きな差がある。ここは日本からはやはり辺境地なのだ。ただし、トヨタなどの中古品はサプライチェーンがしっかり構築されていて意外と簡単に手に入る。

以前書いたが、キャノンなどのインクもかなり在庫があるが、新製品では皆無である。キャノン製の携帯用のカラープリンターを愛用しているが、インクは日本から大量に持ってきている。

医薬品や栄養剤は赴任期間分持ってきてはいるが、切れると第3国製で間に合わすしかない。今のところは代用品で問題はない。

たった数カ月の出張でアフリカから戻ると、日本製品の多様性と新製品の工夫など目を見張る思いがする。物の豊かさでは世界有数だろう。

心の豊かさと云う点では真逆かもしれない。

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