2010年10月5日火曜日

839:ジャカルタからのメール

インドネシアでの水力発電開発はコンサルにとってドル箱であったことは以前書いた。

最近ジャカルタからメールがきて、いろいろインドネシアの水力発電開発事業の進捗と問題点を知ることになった。

1.P水力開発

僕も90年ごろ係った北スマトラの水力事業であるが、治安の悪化で現場に行けないそうだ。多分開発は難しい。技術的にも難関だと思うし、先は見えないか。

2.A河水系水力開発

いくつか開発計画があるが、知事の利権とか環境問題など見通しが悪い。関連企業の契約も切れるのか。

3.Bダム

最終報告書がPLNに出されたようだ。浚渫業者と州政府と繋がっているという。最終案がどんな感じなのか分からないが、PLNはまた承認しない可能性が高いという。

3事業の実現性は分からないが、昔のようなドル箱は消えたようだ。悲しいとも思うが、コンサルとしては何としても持続的な開発を目指して奮闘してほしいね。

発電にしろ多目的にしろダム開発の将来が見えない。10年もするとコンサルタントすら専門家がいなくなる可能性もあるね。熟練技術者をどう社内で確保するかも大きな課題である。離散してしまうと惜しいね。人材が乏しいのはコンサルだけじゃないようだけれど。

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