2013年11月22日金曜日

1923:再発見と再認識(2)

今日は凄い投稿を検索してくれる人がおられる。1276:2011年8月23日の投稿だ。ガーナの出張から帰国したころだろうか。パラグアイに行く前だね。この投稿も2年経っても同意見だ。現場で苦節10年とかの経験を持った後輩がエネルギー開発部の部長になったが、結局ねえ、革新的な施策はなかったようだね。苦労しないようにしないとね。効率の悪い仕事ばかりじゃ、苦労人(風な)人だけが出世する悪循環はなくならないのだ。

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1276:コンサルもその場しのぎ症候群か?!
ここ何年かコンサルの質がどんどん低下しているように思える。

どの会社も経営体質が悪く人材育成や研究開発に投資する余裕はない。研究所があっても海外のプロジェクトに適応した研究が殆どない。

社長以下役員や管理者も雑多な時ごとの処理で忙しく将来を見越した経営戦略を練り実践する力もない。ただただ忙しくするだけだ。その場しのぎ的な仕事が増え、その処理で喘いでいる。逆にそれが管理者の仕事と勘違いしている。哲学など持ったコンサルなど期待されない。

さて、こうしたその場しのぎ症候群についてネット記事があった。記事のポイントだけ示そう。

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その場しのぎ症候群の症状、

(1)「その場しのぎ」でむしろ充実感さえ味わい、結果的にこれでよしの認識に陥っている、

(2)「その場しのぎ」が習い性になってしまい、例えば部長・課長・係長共に大きな問題が発生した際には部下に任せていた中小問題について、大きな問題がない時につい手を出してしまう、

(3)あまりにも時間に追われるため、根本対策を考えて実行する発想が頭から消えている、

(4)そして何よりも、「その場しのぎ」が社内認知されているということだ。

さて、「その場しのぎ症候群」の処方箋だ。

(1)問題に優先順位をつける(R.E.ボーン:一部の問題は放置することを覚悟の上で、問題発生時点で問題を取捨選択する)。これは、軍医学からの応用だというところが面白い。

(2)問題をグルーピングして、まとめて根本的に解決する。

(3)「その場しのぎ」に報奨を与えない(R.E.ボーン:最悪の窮地から組織を救った人は英雄視される。しかしその人は、問題が発生した時にはどこで何をしていたのか。何故問題が大きくなる前に、先手を打って行動しなかったか)。確かに陥りがちな罠は、「その場しのぎ」で縦横無尽の活躍をする者をつい優秀な人材とみなし、評価してしまうことだ。それでは、「その場しのぎ」は決して無くならない。

(4)さて、最も根本的な処方箋だ。まず大前提として、何が何でも「その場しのぎ症候群」を根絶するのだという強い意志を全社に浸透させ、企業文化として定着させなければならない。それをブレークダウンして示せば、

・「その場しのぎ」は罪悪であるという認識を社内に植えつけ、社長方針に明記し、あらゆる機会に経営者はそれを復唱する。さもなくば、「その場しのぎ」人は「やり手」と誤解され、本人も間違った充実感を持つからだ。これは、経営側の課題だ。

・「その場しのぎ」に参画しないと、疎外感さえ持つ。その「その場しのぎ」習い性から、意識的に脱出する努力をする。中小問題を振り切る冷たさと思い切りを持ち、空いた時間で根本策を練る努力をすべきだ。これは、その場しのぎ実行側の課題だ。

・「その場しのぎ」の実績を「登録」し、その後フォローアップして根本策を実施したという「報告」を義務付ける制度と、それを監査するシステムを整備する。

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その場しのぎは、現場の管理者もそうだ。それをこなし、現場で苦労した経験で出世することになる。そんな幹部ばっかりではこれからのコンサル会社は意味ないとクライアントから飽きられるだろう。

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