2014年1月12日日曜日

2015:コンサル会社の研究開発って?

土曜なんで、ネットのニュースも低調で、あんまり興味深いものはない。

淡路恵子さんが亡くなったね。あの方の人生は凄い。女性としては非常に素晴らしいと思うよ。いつだったか、「聞く力」を書いた阿川さんが、「いろいろ縁談あったけど結婚しなかった。」と聞いて、「結局愛することができなかったんでしょう」、と切り捨てた。阿川さんもその発言は無視してたね。一番弱いところを突かれたと思う。

さて、本題。

僕もコンサル業界に入ったのが、33年前の1981年4月。それから88年までの約7年間は、海外の研究開発部門に在籍していた。設計部に入ることが100%決まっていたが、技術開発部の部長が3月に変わり、急遽兼務の設計部部長のKさんの判断だと思うが、所属先が突然変更された。あの時、設計部だったら僕の人生もかなり違うと思う。設計や工事監理担当では僕の興味は失せてしまう。企画調査計画が好きなのだから。Kさんは恩人だ。

そんなこんなで技術開発部部員だったが、1990年代に入って海外部門が低調になり廃部。部員は国内の中央研究所と海外の他の実務部門に移った。僕は後者に。これも良かったね。筑波の研究所は国内部門の支援部門だから、海外とはおさらばになってしまう。それじゃー人生真っ暗。

ところで、海外の研究開発って何と思われるだろうね。海外の実務でも多くの最新技術を適用する必要性もかなりあり、ニーズに応じて研究開発することになるが、概ね解析ソフトの作成である。構造、水理・水文、計画手法などが主体であった。実用的だね。今はもう考えられない状況だ。

筑波に移る前段では、AI室なるものが設置された。所謂、人工知能の利用だね。コンサルでそんな研究が必要かが大きな疑問で、当時は、水素エネルギーの生産・貯留・運搬方法なんかもやられていたと思う。幹部役員の単なる思いつきだ。だから、いずれも数年で研究開発対象ではなくなった。そういうお遊びができた最後の時期とも言える。

さて、今日の産経新聞のニュース。

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米IBMは9日、人工知能を搭載した高性能コンピューター「ワトソン」について開発を本格化すると発表した。今後10億ドル(約1050億円)を投じ、2千人規模の専門の事業部門を設立する。IBMの創業者の名前にちなむワトソンは2011年に開発され、人間の話し言葉を理解し、膨大なデータベースを駆使することで問題の解決策を導く能力に優れている。11年に米国の人気クイズ番組で、人間のチャンピオンを破ったことで一躍有名になった。IBMはワトソンに詳しい研究者や各事業部門のコンサルタントなどによる専門の部署を新設。医師の診療システムや、金融サービスや小売り、通信など幅広い分野での活用を目指す。さらに1兆ドル規模の投資ファンドを設立し、専門のアプリ(応用ソフト)などの開発も進める。米IBMは9日、人工知能を搭載した高性能コンピューター「ワトソン」について開発を本格化すると発表した。今後10億ドル(約1050億円)を投じ、2千人規模の専門の事業部門を設立する。IBMの創業者の名前にちなむワトソンは2011年に開発され、人間の話し言葉を理解し、膨大なデータベースを駆使することで問題の解決策を導く能力に優れている。11年に米国の人気クイズ番組で、人間のチャンピオンを破ったことで一躍有名になった。IBMはワトソンに詳しい研究者や各事業部門のコンサルタントなどによる専門の部署を新設。医師の診療システムや、金融サービスや小売り、通信など幅広い分野での活用を目指す。さらに1兆ドル規模の投資ファンドを設立し、専門のアプリ(応用ソフト)などの開発も進める。

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人工知能の進歩って、すごいね。出てきた当時の日本では家電への応用だけで消えてしまったが、あれから20年以上たってすごい進化だ。映画「2001年宇宙の旅」ででてくるHALコンピューターのようだね。まさしく、まともな研究開発と言えよう。

だから、コンサル会社の研究開発なんていうのも子供だましと言えるね。いつまで経ってもユーザー的な発想。仕事に結びつかない。

パソコンおたくの小松さんっていたけど、どうしているんでしょうね。もう60歳ぐらいでしょうか。

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