2014年1月17日金曜日

2027:Subtle incapacitation

昨日の夜、National Geographicでやっている飛行機事故のシリーズを見ていた。

映画チャンネルに面白いものがなかったし、以前見たものもあったしね。

さて、飛行機事故には何らかの技術的な原因があるが、いくら調査しても合点がいかないこともあるようだ。

今回見たのは、その事例。

結論は、

Subtle Incapacitation

である。航空業界では今や当たり前の概念らしい。

特に、操縦士の技術的な劣化が原因で事故を起こす。副操縦士もそうした事実を知っていてどう対応するかという副読本まであるという。

あれー、これって、コンサルの調査団でも当てはまる事例だね。

団員程度でも気づくことがあるが、概ね副団長になると団長の技術的、管理的な劣化に気づき、戸惑い、どう対応するか考えることが多くなる。

官出身で天下った幹部

国内出身の幹部

設計・工事監理部門出身の幹部

こうした方が団長になった場合は、気を付ける。

調査計画部門のたたき上げの団長は概ね問題はない。(ただし、最大手はいいが、中堅コンサルでは団長として不適格な部長クラスがいて、失敗しても社内的に失脚できない不都合もある。以前サウジのMP調査では、団長がサウジ側から不適格とされたが、団長は住宅ローンや長男の大学進学などあり失脚したら経済的にまずい為、有能な副団長を無慈悲に切ったという異例の事態もあった。そういうコンサルは会社としてダメだね。バリ島、サウジ、ナイジェリア、どこで調査やってもいい成果を出せない。)

設計や工事監理の現場の所長の場合もあるね。この場合は、逆にたたき上げの幹部の方がおかしくなるケースが多い。イランみたいな異常な国だと、ミイラ取りがミイラで、所長が気がふれる。こういう時の所員はタマッタものではない。

今や、業界全体が、

Subtle Incapacitation

じゃない?!と懸念している。

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