2009年7月8日水曜日

290:海外出張の必需品?

過去の調査案件での1回の平均出張期間はどのくらいであろうか。記録は全部システム手帳にあるが、大雑把に言って3カ月ぐらいか。最低で3日というのがあったが非常に疲れた。

昔はPDFファイルがなかったので資料だけでもトランク1個で25キロはあったか。ここ10年は電子データで持っていくので流石に2個のトランクはない。資料のあるなしで作業の効率が違ってくることもあるので昔は兎に角詰め込んだ。ただし資料の選定のセンスが悪いと最悪である。ある種のひらめきが頼りだ。

トランク1個に食料品を一杯入れて持参することもまれにある。首都から離れた辺境の地の場合はそうであった。中華屋もないところはインスタントラーメンや味噌スープは生命線だ。アジア、中近東あたりは問題ないがアフリカではかかせない。

薬も大事なもので、特にカゼ薬や胃薬は全期間もつようにしないといけない。自分の常備薬に匹敵する薬を購入することが難しいからである。

缶切一つで苦労することもあるのでスイスアーミーナイフも必需品であろうか。今回忘れて大失敗。

さて、作業環境だが調査団として行く場合と一人で行く場合もあり必需品の選定は難しいが、やはり最低限持参したいのはパソコン、小型プリンター、スキャナーであろうか。ちょっとしたミニオフィスをホテルの部屋に開くこととなる。オフィスでは問題ないにしてもホテルなど休日の作業がある。ただし、インクタンクとかは予備をたくさん持っていかないと無くなった時パニックに陥る。

衣料品の選択も難しい。個人差があるので他の方の助言も参考にならない場合もある。宿舎かホテルかの違いもある。クライアントなどへの挨拶に背広が必須な場合もあるし、ネクタイなしでもいいこともある。正装1式でも荷物の量は違ってくる。

最近は正規ビジネスクラスで行ける機会も少なくなり、エクセスにも限りがある。上記のような状況を総合的に考えて荷造りするのが毎回大変である。出張の前日深夜までかかることが普通である。

それでも現地で調達できることも多いので致命的な失敗をしたことは殆どない。

さて今回だが、久々のアフリカでセンスが鈍ったらしい。現地調達度が予想外に低く、

1.食料品の消費が意外と進み1.5カ月で在庫切れ
2.常備薬も2カ月で底をつく
3.インクタンクの予備がない

の問題が発生。プリンターが最新のためアフリカにはないのだ。食料品はスーパーで購入可能のためOK。常備薬もカゼ薬と胃薬なので購入可能。インクタンクだけは日本から国際航空小包で送ってもらうことにした。

エクセス代の節約では解決方法が見つかった。今回はデーバックの大型(エディーバウアー)でトランクに入らないものを全て詰め込んだ。中々使い勝手がいい。背負えるし、機内に持ち込めるのも利点である。

パソコンは常用のドイツ式のソフトブリーフケースにすっぽり入るし鍵がかかるので安心である。ホテルの部屋を出るときは空っぽのトランクにケースを入れてトランクの鍵を常に掛けて外に出る。

今は朝と夜にゆっくり入浴するので入浴剤があればなーとちょっと反省している。お湯がちゃんとでてくるホテルも海外では5つ星以外は中々ないのである。

今までで最も環境のいいホテル生活はサイゴンのシェラトンに5カ月間滞在したことであろうか。そういうことはもう2度とないであろう。

0 件のコメント: