2009年7月5日日曜日

284:バブルスバブルという名のバー

仕事と映画鑑賞の毎日で何か忘れていた。

日本での作業では音楽が欠かせないが、ここのネット環境では速度が遅すぎてとても音楽鑑賞は無理だ。といってCDは持参していない。

偶然気に止めたTVの音楽チャンネルをそのままにしている。ラブソングが延々と流れて続けているので感傷的になってくる。赤ワインのせいもあろう。この何カ月は音楽が不足していたのだ。映像と音楽の連携もいいが、音楽だけのインプットも頭脳の活性化には栄養剤だ。nutrition to the soul

失われた10年のさらにもっと前の80年代初めにBubble's Bubbleというカウンターバーがあった。バブルの崩壊とともに92年ごろか閉店となった伝説的なお店だ。まさに予言的と言ってもいい。オーナーの智ちゃんもバブルで複数のお店を何軒か展開してたが今はどうしているんだろう。

元々、会社の軽音楽部(そんな同好会が会社にあったことも不思議だが)の飲み会で最初に訪れた。人事部の2次会のお店でもあったが、新入社員であった我ら悪友たちが頻繁に出入りし始めたため,だんだん新入社員が独占するようになった。日本テレビも近くにあったからよくTVで見かける女性アナウンサーもいたりしていた。

週何回行っていただろうか。いろんな事件もドラマもあった。くわしくは言えないが。ネットで誰かが語っていないかと検索しても出てこない。懐かしむ人はいないらしい。

カウンターで一人飲んでいた人事部のT氏ももう役員定年で去ったし、人事部長で社長になられたC氏も一回バブルスでお会いしたことがあった。不思議な方で私にだけそっと、「久保田さんは女性にもてたんだよ」、と言われていたが、どこでどうもてたのかは言われなかったのを今でも覚えている。なぜもてるのかは今は良く分かるが、当時はそれ以上突っ込まなかったのは残念だ。コンサル会社の繁栄としてはまさしくピークであった。夢と希望で満ち溢れていた。いい時代だ。

今は当時のお店のビルは解体され跡形もない。店に至る新道もどこか寂れている。

大学生だった妻とはバブルスで運命的に出会い、3年後結婚することになる。最初の会話は英語だったっけ。

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