サラリーマンというのはどうしても社内の人間関係を強化してしまう。愚かなことだ。
右肩上がりの社会ではいいのだが、昨今の社会情勢では中々難しい。上司や幹部を仲人にしたところで大した影響はない。大体、コンサルが会社で出世しようという意識がさもしい。
コンサルとして個人の力量が問われる時代である。その集団である会社が成長すべき時代である。
前回でも述べたが、個人として力量がなければチームワークの成果は望めない。売上高が上がっても利益率が高くなければ会社として存在理由はゼロである。今、コンサル企業は断崖絶壁に立たされているといっていい。
個人の生活が確保され、充実した仕事に従事できる環境が望まれているのである。
それを満足できるコンサル会社は一体何社あるのだろうか?
小生は社内(以前の)の評判は全く悪いが、社外での信頼は不思議なことにある。それで随分助けていただいた。自分のお師匠様を知っている方がいたり、知人に助けられた方とか。
今日は世銀のミッションと協議したが、リーダーは小生の同僚の部下だった。そんな関係も初めてあった方と信頼関係になる近道である。
社内の人間関係ばかりに囚われると世界的な活動には広がりが持てない。どうか、若きコンサルの方々は世界の幅広い人間関係を形成していただきたいと思う。だからと言って、適当なおべんちゃらで信頼関係は作れない。プロとしての素養があってこそのことだ。
コンサルが係る人脈はそれほど広くない。意外と狭いものである。国際機関や研究機関もそれほど多くはない。ぜひ日々努力されて自分を磨いてほしい。そうすれば自然に人脈は広がってくる。その広がりの中で素質も磨かれてくると思う。
20年くらいは聞く耳を持ち、賢者の知恵を吸収することが良い。自分の意見が影響力を伴って言えるには20年くらいは必要だ。そこから80歳まで頑張れば、神様はきっと力を与えてくれる。そう思っているんだけど。
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