2009年7月30日木曜日

334:442とMIS

今でも水文屋の端くれだから数値解析は得意な方である。寧ろ好きだ。また、水資源にはいろいろ略語があって、MISと言えば、

Management Information System

と理解する。

しかし、日系人に対する思い入れがなぜか異常に強い小生にとっては、

442という数字を見れば、勇敢なアメリカ日系人の第442連隊を思い出すし、

MISを見れば、

同じく戦中戦後のCIAの前身であるMilitary Intelligence Service

を想起してしまう。

第442連隊の勇猛さと貢献は戦後直ぐアメリカで評価されたが、MISで静かに活躍された日系人は70年代まで表に出ることはなかった。「二つの祖国」という小説はMISに従軍した帰米2世(日本で教育を受けた日系人のこと)の悲劇を描いている。

MISは主に諜報活動を主体とするので部隊には属さない。戦後の日本での活動も秘密事項だ。彼らのお陰で太平洋戦争の終焉が2年早まったと言われている。

コンサルタントは良く「暗躍」とか表現される。ゼネコンや官の方々と違ってあまり表に出ることがない。久保田豊さんぐらいになると有名だが、その後輩たちでもその活躍に比べると世間には殆ど知られていない。不正とか悪いことが発覚すると建設コンサルタント暗躍とマスコミに登場するぐらいか。プロジェクトXでもわずかな事例しか扱われなかった。PCIと片平だけか。(蛇足だが、今は無きPCIも比国だとpacific commercial internationalと同じ略称だから、元PCIの方もそれを見ると考え深いだろうね。会社が無くなるのはさみしいものであるから。)

第442連隊のモットーは、「Go for broke」でありハワイのピジン英語から戦後の映画化で一般的な用語となった。そういう勇敢さはコンサルも必要とするが、情報を集め、きめ細かい分析と調整が重要でもある。

自分自身、go for broke的な局面も多く経験があるが、やはり情報の収集と分析・意思決定支援・提言という側面が重要だと思う。体育系と文化系の違いか。営業屋は無知だから行け行けどんどんだけだ(失礼)。

人知れず末席でいい仕事をしているという「実感」を味わうこともいいことなのだ。

442とMIS

あなたはどちらの人生を選びますか?勿論、第3の道もあるけど。政治家はやっぱ442なんだろうね。

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