13年ぶりのアフリカもかなりのアウェー状態から出発したが、数か月でやっと少しホーム化してしてきたか。
最初の会議でのアフリカ人(特に、国際機関のアフリカ人)の英語の訛りに霹靂したが、やっとこさ慣れ親しめるようになった。話すことより聞くことに集中してきたおかげかな。
ちょっと分析してみよう。
1.話の中身が過去の会議の参加や背景を前提としていて、過去の経緯など全く知らない自分には略語の多用で意味がうまく掴めなかった。内容について行けず、ちょっと自信を失った。
2.アフリカ人の特徴的な発音と発想・論理に慣れていなかった。異星人に会った感覚。
まあこんなところか。これをどう克服したかと言うと、
1.ここ数か月で水に係る過去の資料をわんさか読んで、多用される略語やその背景を徹底的にお勉強した。
2.当地の方はいいが、他のアフリカ諸国出身の国際機関職員(代表はウガンダ人のマシンガン英語)の論理的な癖に慣れてきた。子供みたいなところは可愛い。
3.SCOANという宗教団体がナイジェリアにあって、エマニュエルTVで24時間放送している。黒人の教祖様のお説教など聞いていてもよく分からないが、幸い英語のダイアログが出てくるのでアフリカ人英語の癖を理解できてきた。ネイティブにも良く分からないらしい。アフリカ人は分かったいるらしいから不思議だ。この放送以外には南アやナイジェリアのメロドラマもいい訓練になる。
こんなところか。彼ら(教祖様は違うが)の話の中身がほとんどないというのが最大の成果である。だから早口になる。
水資源に係る組織・人間関係、各サブ組織の立ち位置と考え方、水政策・戦略・計画・実施事業やドナーの係りの変遷も次第に分かってきた。
ドナーのローカル担当たちが数年前まで省や水道局の職員だった。何だ、みんなお仲間か!!これじゃあ裏でみんな繋がっている。
こうして少しホーム化すると気が緩むので要注意である。彼らが把握している情報以上の「ネタ」でこれから勝負することとなる。バトルではないのは当然のことだが。
早口ウガンダ人のいい発言に、
It will be a golden indicator. と褒めたら、
尽かさず、彼も、Platinum. と切り返してきた。こういう技は国際機関職員の特技である。まあそれしかないのではあるが、彼だけは外国人だからまあましか。
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