2013年9月6日金曜日

1821:「純粋」流れ込み式小水力IPP事業の不思議

お昼休みに、オフィスのお隣のモールに行く。首都のモールには文化が感じられる。

買い物も気晴らしにいい。40ドルぐらい買ったか。

天気も良く、日本の4月から5月の天気という感じかな。

さて、首題。久々の日本語での表現。あえて英語やポ語にしない。検索で引っかかる可能性を高めた。

まず、純粋流れ込み式という形態。要するに、調整池を設けないということだ。日本の流れ込み式の水力発電所はほとんどその形式。実際的だね。当然の選択。

ところが、昔々30年ぐらい前からインドネシアなどで水力案件の規模決定に係っているが、ほぼすべての流れ込み式水力発電計画は、調整池付の流れ込み式だったのだ。

調査団長の判断は、流れ込み式に調整池を設け、運用時間をピーク対応にすると売電価値が上がり、案件の経済性が高まるという発想だったと思う。理屈はね。

電発さん出身のあるエンジニアがインドネシアで一緒だったが、そうしたピーク対応の流れ込み式水力発電には懐疑的だったのだ。まさに正論。だが、受け入れられたことは一回もなし。

あれから20,30年過ぎて、IPP事業に直接参画する段階で本来あるべき形式になったようだね。

計画屋でもいい加減な上司や先輩が昔もいたということになるね。

「純粋」と表現したことで、昔の開発手法と違ってきたことが知られてしまったね。

調整池がすぐに埋もれてしまうケースはインドネシアにものすごく多い。バカルもね。

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