2010年11月5日金曜日

898:久々の現場

現場踏査という表現が好きだ。現場に足を踏み入れて調査する感覚がいいね。コンサルでも昔はJBICさんに出向した先輩がいたが、彼と一緒に調査すると、現場視察という表現を使う。

クライアント側にいたせいかね。コンサルが視察するようになってはお終いだ。彼も知らぬ間に会社から消えてしまったがまだコンサルをしているんだろうか。まさかクライアント側にいるわけないね。

今日の調査は支援だが、段々と水省スタッフの反応が良くなってきた。良くなったというのは正直ベースで主張する方が出てきたからだ。女性職員だが、いつもは他の意見に頷くことだけだったが、正直ベースで発言するパッションがでてきた。いいねー、こういう対応は。これを引きだすのがコンサルタントの仕事の一つである。情報収集作業は別にできる。

帰りは現地人の二人と車内で雑談。この雑談からもいろいろいい話を聞くし、3人で冗談を言って帰途に就いた。この人なら裏話を言ってもいいな、という雰囲気を作るのも大事だね。裏話を聞かないととんでもない報告書が出てしまう。関係するコンサルもまだ複数の情報源からいろいろ聞いているらしいが、どれが本当か分からないでいる。そりゃそうだ。彼らにはある程度情報がまとまったら、話を聞きましょうと伝えた。大体全てのことの実情を伝えることができるだろう。

視察ではない、踏査を実践する意識がコンサルには必須だね。心の中に踏み込んでいく熱意と情熱が伝わらないと相手からは事実が引き出せないからね。

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