2010年11月29日月曜日

956:Firing lineからの映像

Firing lineからの映像

BBCで戦場や内乱の最前線を映したフリーランサーの特集をやっている。見るのは2回目。

アフガンからはタリバンの活動や米軍爆発物処理班と密着した映像。キルギスからは去年のウズベク人迫害の現場。ジンバブエからは民族間の暴行迫害。タイ・バンコックからは反政府運動と軍との衝突。インド・ムンバイの貧民掘。

こうした映像を命がけで撮るジャーナリストはすごい。僕らはそれほど危険なところまでは行かないし、行けない。ある種の使命感がないと出来ない仕事だ。昔、ジャーナリストを目指していたころもあるので、映像を見入ってしまった。生きて帰ってきたときの興奮と満足感は多分麻薬のような中毒があるのかもしれない。だから、死ぬまで続けることになることが多い。

当地はアフリカで最も治安のいい国の一つだからつい緊張感もなく平和ボケしてしまう。明日の南アも空港付近だけしかいかない。ジンバブエは機上から眺めるだけだ。

敢えて、最前線に行く気はないが、アフガン、パキスタンなど「単純に」危険と思われ、人が行きたがらないところにも行きたいと思っている。中々縁がないのである。キルギスやタジクの最前線にも行ったが紛争のない時期だった。トルコ南東アナトリアのクルド人地帯もそうだった。アジア各国も紛争が治まってからの赴任だった。

1990年以来、最前線で死亡したジャーナリストは2,000人にも達しているという。

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