2010年11月12日金曜日

916:会議は続く

昨日良く寝たお陰で、今日からの会議には臨めそうな気分で会議上に乗り込んだ。

ホテルの隣の会場では、農業省のSWAPの会議がもう始まっていた。流石に農業省のSWAPは気迫が漲っている。

さて、水省だが、会場には第1番に入った。第2番は水供給局長で、第3番手はカナダのNGOであるEWB。8時半から登録が開始されるが開始時間の9時になっても参加者は疎らだ。これが水SWAPの低迷と持続性のなさを物語っている。

6つのサブセクターに分かれての分会でも議論が末梢的なことばかりで進まない。省が公式に発表している文章にくだらないイチャモンをつけるいい加減さには笑ってしまう。小生から、今コメントされた文章は政府の公式見解だよ、と注意。彼らは自分たちが所属する省の公式文書を読んでいないんだね。僕はこの1年半ずっと公式文書を読んでいるし、和訳もしているから詳細記憶している。

各年の成果を示す指標の設定に至るとさらに混乱する。自分たちが何年も仕事をしていて成果を示せない無気力感に気付いていない。何にもないのはかわいそうなので、ヒントを与えた。具体には云えないが、彼らも賛同してくれたので助かった。実はこの指標は重要な意味を持っている。僕の成果にも大きな影響を与えるものだ。書きたいが守秘義務があるのでここでは書かない。コンサルの離れ業である。

あまりの未熟な議論なので、議論には参加せず勝手にやらせておく。そして、頓挫しそうになった時に、ガツンとコメントして議論は終わり。子供の雑談にず――と付き合うのは止めておく。意外と良識で事情が分かるチーフクラスが手助けに議論に入った時には彼の議論に参加する。彼らヴェテランで幹部になれない省職員とはずっと個人的に議論しているから、こういう時には連携して課題解決に当たれるからうれしいね。出来る人は交通事故で亡くなったり、あるいは出世しないのがこの国でもあるんですね。

明日金曜に会議の続きに参加して終わりだ。

来週からは自分の報告書作成に入る。既に目次は出来ているので、精神的には実質50%は終わっている。後は頭に中にしまってあることを目次に従って整理し書けばよい。

今日、砂防Fの知り合いから元JICA専門員の方の翻訳本のお知らせがきていた。2万5千円か。原書は190ドルでアメリカから輸入しても安いしね。原書を取り寄せることに決めた。日本語で読んでいては海外の調査計画には使えない。日本語じゃまどろっこしいしね。

トヨタの本社からは英語の取り扱い書についての問い合わせの的確なお答えが来た。流石に世界のトヨタのサービス精神は凄い。日本郵政(国際郵便)とは天と地の違いがあるね。あらためてトヨタのサービス精神の高さを知ることができた。

ユネスコ本部からは水と文化的多様性についての問い合わせに対するメールが届いた。担当はカナダの日系人女性なんですね。ケニアでセミナー開くから参加してと言われたが、国外には行けないので、今後メール交換で連携しましょうということになった。当地でのセミナー実施をプロモートしたいと考えている。

ユネスコのフェローシップについてはかんがい局の方から支援要請があった。来週会ってみよう。来週からホテルに籠りたいがそうもいかないのがつらいね。自分のことはいつも最後の最後になる。団長が自分の専門の報告書を最後まで書けないのと同じですね。

0 件のコメント: