2013年6月2日日曜日

1604:素案は変わるものと心得よ

午前9時に荷物がまとまって、お金だけ先に払って、2週間先の予約を取り、12時まで部屋で待つ。3時には空港に行こうと思っている。

さて、主題だが、先輩や上司、果てはクライアントやCPなどに素案を提出するが、自分が作成した素案がそのまますんなり最終案になることはない。当然だ。

くだらない修正や加筆のコメントは常、だから素案であんまり気張って自信たっぷりな案を作成すると後で大変だ。

処世術ではないけれど、関係者全員の合意の基で案を作成したということにしたいので、意識的に80%程度の出来にする(もちろん、残り20%は伏せておく)ことがある。関係者には、コメントだけしたい人もいるし、自分の意見を絶対取り入れてもらいたい人もいる。

だから、8割程度の出来にすると、数人の介入で自然と100%の出来になる。関係者が全員満足する。経験的に言うと、7割程度の出来だと素案自体に問題があり、先に進まない。

具体のことは言えないが、詳細なバックデータや解析手順をあえて詳細書かないで、コメントが当然出てくることを想定して、コメントが付いたらすぐに対応してOKをもらう。

ずるいね、と思うかもしれないが、手札を全部最初から出すより、このほうが評価されるのだ。不思議だね、人間の行動って。間違いや不備を指摘したという満足感がコメントする人の気持ち。

人様の意見や考えをほぼ取り込んだ、という全員の満足感が、現実的な合意形成の集団心理なのだ。

合意形成は投票ではない。

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