2013年6月15日土曜日

1642:quarto de despejo

ネットでのニュース。

いろんな企業で、キャリア開発など名前は社員の人材開発に関係しそうな部だが、実態は、

「追い出し部屋」

という。

空恐ろしいね。10年ぐらい前にも不況風で早期退職制度とかが流行り、コンサル企業もやり始めた。数年で止めたのは、退職金が増えすぎてやっていけない事情が発生。

そこで考えたのが、50歳以上の社員を嘱託で再雇用するというアイデア。退職金の割り増しはないし、経験のある社員を安くこき使える。妙案だね。社員の心理、会社辞めたら失業して再就職もできない、をうまく利用している。この心理はかなり一般的で、30年も会社という看板でやってこれた、個人では評価されないという強迫観念がある。

実はそうじゃないんですけどね。かなり優秀な方でも、嘱託で居続けることを選択したのだ。65歳過ぎたらどうするんでしょうね。そこから80歳以上生きるには。

コンサル会社で、「追い出し部屋」はない。そんなスペースもない。

ただ、嘱託さんは仕事がないときは自宅で待機してね、と言われる。

これも結構精神的につらいよ。呼ばれなくなったらおしまい。社員がどんどん萎んでいくし、30代で会社を見限るのは必然だ。

どうせ追い出されるなら社外がいいね。なんとかなるものですよ。

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