2013年6月13日木曜日

1635:Impressão de Senhor Y

Yさんのことはこの間このブログでも書いたかな。

葡萄牙語の堪能な方と聞いていた。日本人で葡萄牙語堪能だと外国学部出身しか思いつかないが、ブラジルの日系人なら分かる気がした。

隣国の案件でも、ある会社の業務調整員で日系ブラジル人の若手の方が参加していた。伯剌西爾の案件で日本のコンサルに協力し、その後社員として採用されていた。いつも伯剌西爾の案件ではないから、英語圏のアフリカまで来ることになる。そうすると、彼の葡萄牙語の才能は活きない。英語ができればいいが、そうもいかないのが実情だ。去年南米パ国に行ったが、若い人は英語ができるといい就職先が見つかるのだ。クライアントの現地採用の女性も当然英語が堪能だ。日系人も英語の能力が決め手となる、そういう時代なんですね。

このたびの案件では、葡萄牙語堪能のYさんと先日首都で会ったが、南米日系人の温和な方だった。よく聞くと、パラグアイのご出身だと申された。パ国の日系移民は1950年代から本格的なって、移住先の違いで生活環境も大きく違い、その後の作物の違いでも大きな経済格差を生んだ。大豆生産で大儲けした入植地もあれば、破産にちかい境遇を経験した入植地もある。特に、伯剌西爾の国境に近く治安の悪いA移住地は悲惨であったと聞く。

Yさんはパ国生まれだが、伯剌西爾で教育も受けているから西語および葡語の両方を使える。専門性と語学力で日本のコンサルに入られたと聞く。2世であるから日本語もできる。

そうした方とはるばる阿弗利加の地で楽しい雑談をしたのは奇遇であり、パ国の話で盛り上がった。南米的なセンスがあるので、話していて面白い。日本人とはちょっと違うセンスがあるんですね。脳みその中に二つの文化が共存している感じ??

彼ともこれから1年半お世話になるので、頼もしい限りだ。葡語が堪能な日本人エンジニアはたぶんコンサル業界にはいないはずだしね。

また当地のビールでも飲みながら、南米の話ができる7月中旬を待つことにしよう。

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