2013年8月10日土曜日

1761:honestidade de consultores

誠実であれ、という社訓がある。

これはお客様に対してという限定した意味で使われていることが多い。

昨今は、社会全体に対して、という意味に使われている。当然のことだ。企業という存在が社会のニーズや規範に反してはいけない。

さて、ある国で案件形成を行った。同じような案件を3地域で作った。ある事情で、そのうち一つが選ばれた。自分自身では、やはり別の2件の方が実行可能性が高いと思っていたのだが、残念ながら有望性が低い地域が結果的に選ばれた。

その後実施に向けて動いて2年。今はどうなっているか気になっていた。事業者とは仲がいいので、いろいろ聞ける。実施に参加しているのは弱小コンサル。そのコンサルの責任者とは4年前から知っているが、彼からはおおざっぱなことしか得られないし、彼からの情報提供要求はかなり図々しい。厄介なコンサルだなと思ってるし、彼に対する信頼性はない。誠実さが感じられないのだ。彼も当該国では、もう25年くらいの実績があるので自信満々。うまく行きそうもない案件は応札せず、楽な案件を選ぶ、そういう体質だ。

最近、彼の会社が受注した上記案件の進捗を事業者側から聞いた。どうも想定したどおりに進んでいないようだ。事業者の人は非常に正直だね。大体、想定通りにいかないのがプロジェクト。水源が足りない、設計の変更、別プロジェクトの整合性などなど。。。限りがないの常。別にコンサルの責任を問うているわけでなく、うまく行っていないのは事実なのだ。

そのことを彼にメールしたら、

「何のことをおっしゃっているのか察しかねます。
なにか、あらぬ誤解が広まるのではと危惧します。
誰に、何をお聞きになったのか、よろしければ返信ください。」

と返答。慇懃無礼だね。過剰反応で、企業の広報担当のような感じね。事業者側の責任者がウソ言ったり、誤解しますかね?

何かあるな、と思ったね。こういう返答は誠実性に欠ける。普段は図々しいくらいな自分勝手な態度なのに、今回は、自分が責められている、と感じて、完璧な守りに入ったらしい。

実は、うまく行っていないと言われた方が、僕にとっては不快なのだ。形成に係ってたのに最初から気付かなかったのか、と言われるのは僕の方だ。いろいろ複雑な事情はあったが。

彼の反応は異常なほど頑なだね。

こういうコンサルおよび会社は絶対に信用してはいけない。

南米のある案件もそうだった。関係した会社の知り合いに案件の進捗を聞いたら、一切回答なし。現地へ行って調べたらやはり問題山積で頓挫しそうになっている。深刻な状況だ。人間って、痛いところを突然突かれると100%防御に入る。探られても柔軟に対応する技がないらしい。

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