2013年8月6日火曜日

1753:New Kid in Town

当地に来てもう3か月まであと1週間。

まだまだ知らないことが多すぎる。関係者に会えば会うほど新情報が入り、ありがたいが、また混乱することもある。

数か月の滞在じゃ、新参者です。

素直にそう思うことがベストな対応だ。俺はプロだ、30年以上の経験があるのだ、と騒いでみてもしょうがない。ポ語もそうだね。英語力に比べたら、赤ちゃんと大人の差もある。

ここは図々しく振舞おう。

そう思うと、なぜか仕事がうまく行く。歳のせいですかね。

19年もここに滞在している人に勝とうとは思っちゃいけない。そういう方々の成果も大事だが、長らくいることで気が付かない事象もあるのだ。

新参者ならではの視点が意外と的を得ていることもある。いつもじゃないが。

対象とする課題もサブアフリカに共通することもあるのだ。他国にいい事例もあるかもしれない。

間隙を突いていくのは得意な技でもある。突かれてストレスたまる上司もいたけどね。これは例外。心の弱い人にたまにいる。仕事がらみだと数百倍になって返ってくるから怖い。これは日本の企業だけの話。海外ではそういう異常なしっぺ返しはまずない。

社会の底辺にいる気持ちになると見えない課題も見えてくるかもね。末席にいて無視される充実感もあるんですね。無視されると気軽でいいこともある。

逆に、英語圏だと小生のプレゼンも高い評価を受けることが多い。極端な例だと、隣国でのこと。キリスト教徒の多い国では、会議の最初と終わりに祈りがあることがある。比国やマラウイでもそうだった。大概は、手慣れたNGOのお兄ちゃんやお姉ちゃんがワンパターンのお祈りをする。毎回子どもみたいなお祈りだからつまらない。

そこで、ある国ではドナーと政府関係者との定例会議で、事前に用意した「水の祈り」を披露した。会議前は、かなり上級な祈り、会議終了後は、簡単でシンプルな祈り。いずれもアメリカでの事例を基にちょっとその国の事情に変えたもの。

異常なほどの反応だ。欧米人もビックリ。ある人が、「あなたは宣教者ですか?」と冗談を言ったね。読み方がごミサの時の神父様のようだったしね。これはかなり微妙な技で、詐欺師にも通じる。

会議終了後、普段話しかけない人も、「その祈りのファイルを送ってくれませんか?」だって。外国人相手だと、そういう離れ業ができるんですね。日本人相手では絶対に目立ったことはしない。これがコンサルの立場。

僕の仕事は海外向け。日本では無視されるほどの存在ですね。それでいい。余計な嫉妬や迫害はもうこりごり。奥さんにだけ認められればそれでいい。

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