2014年7月12日土曜日

2432:本の要旨のコメント(7月12日)

田村耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな!』の要旨とコメント

今日の本は面白そうだ。さてコメントに。

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・私がこの本で送りたいメッセージは経営戦略に似ている。
「限られた資源を無駄使いするな」ということだ。(確かに。具体はいかに。)

・私の見てきた成功者は、みな空手より合気道である。
正面からの力のぶつかり合いではなく、相手の力を使って相手のバランスを崩し、
こちらの有利な体勢に持っていく。
そしてお互い怪我をしないよう決着させる。(まさに、その通りだね。乙のコンサルはクライアントと喧嘩していたら失業だ。)

・まず頭に来たら、相手に花を持たせて、いい気分になってもらうのだ。(難しいけど、心がけている。)

・私の先輩から聞いた素晴らしいアドバイスを披露しよう。
「俺には失うものがないから何も怖くないんだよ」
と常におっしゃっていた。(だねえ。僕も失うものないなあ。サラリーマンじゃないし。)

・彼は「弱きを助け、強 きをくじく」を地で行く人で、
それこそ「任侠映画から出てきたような人だった」
と別の先輩が言っていた。
だから後輩の面倒見は政治の世界では信じられないくらい、いい。
私に限らず多くの後輩の世話を引き受けて解決して、
そして特筆すべきは、それを絶対に自分の手柄にしなかった点だ。(どなたでしょう?)

・この世は任侠映画のようにはできていないことに、
気付いたこの人が使い始めたテクニックは、幽体離脱。
カッとしたときほど、自分の肉体を離れて自分を上から見る自分を強く意識するようにしているという。(一つの境地だね。まだそこまで行っていない。1日ぐらいは、気にするかな。)

・きまずいときこそ、無理にでも話しかける。(だねえー、御意。)

・議員をやめて、国内外の国際会議に出て、大事を成す人々に大勢会った。
こういう経験から確実に言えるの は、
頭のいい人は世の中に掃いて捨てるほどたくさんいるということだ。
真の叡智、他者から抜きん出るための人生最高価値は、単なる頭の回転ではない。
記憶力や発想力だけではないのだ。(これも御意)

・事を成すために、経営者だろうが、学者だろうが、政治家だろうが、
行政官だろうが、必要な能力がある。
それは「相手の気持ちを見抜く力」だ。
この能力を持つ人が一番賢い人であり、この力さえあれば、
あなたの人生は「鬼に金棒」である。(田村耕太郎)(コンサルにも必然の能力ですね。見抜こうとしているけどね、なかなか難しい。)

・人相はとても大事。
顔は最大の情報発信源であり、情報の宝庫である。
目に宿る精気や左右の表情のバランス、笑顔の様子や目も笑っているかなど、
顔はその人の心が最も表れやすい場所なのだ。(田村耕太郎)(まさにその通り。)

・淡々とこなす者が最後には勝つ。
得意淡然、失意泰然。(田村耕太郎)(気をつけようっと。)

・尊敬する先輩は数あれど、その中でも筆頭は、
参議院自民党のドンと言われた大物議員、青木幹雄さんだ。(ですか。)

特に、印象に残っているのは、
「物事に一喜一憂せずに淡々としている者が最後には勝つ」という教えだ。(御意)

・当初、私は常に無表情でメディアには答えない青木先生に物足りなさを感じた。
しかし、今ではあの淡々としていて飄々としているところが一番の強さだと思っている。
政界を離れた今でも失われることのない青木先生の力の源泉は、この淡々としたところだろう。

・ちょっとメディアに取り上げられ、バライティ番組や討論番組に出ていた私を
青木先生は快く思っていなかっ た。
「そんなことで目立っても政界での力とは関係ない。
メディアに利用されて足をすくわれることになる」
と注意された。

・青木先生はあれだけ有名でもメディアには決して出なかったし、
いつも多くのマイクを向けられていたが、それを取り払うようなことはされず、
むしろ丁寧な対応ながら何も答えなかった。

・あの安定感こそが長期にわたって力を持つ秘訣だと思う。
政治家として目立とうとせず、一切メディアにも出ず、決して贅沢もしない。
挨拶では無駄な話も自慢もない。
時の権力の攻防が決着をつける落としどころこそが、
日本の針路であると達観されていたのかもしれない。

・また「男の嫉妬より怖いものはない」ということも学んだ。
先輩 議員と会食したときも、若手政治家たちのことが肴になった。
当選1回で入閣した女性議員には、
「政治の実績や党での雑巾がけが全くないじゃないか。
答弁で困っても助けてやらないぜ」
という感じで憎しみの対象になっていた。(男の嫉妬は、仕事に絡むし、本人は嫉妬ではないと思っているから怖い。女性の嫉妬は可愛いね。)

・また青木先生からは、
「君がいくらある分野ですぐれていても、
だからこそ、先にそうでない人をみんな行かせて(出世させて)から君が行けばいい。
君はみんなを待ってもまだまだ若いほう。
そうやっていけば最後は皆がかついでくる」
と教わった。(余裕ですね。コンサルごときでは、なかなかそういう余裕がない。1位指名されないと失業しちゃう。)

・得意淡然、失意泰然で淡々と、男の嫉妬に気をつけながら、
「待つこと」「耐えること」に、「戦うこと」以上に価値を置いて人生を使い切っていこう。(田村耕太郎)
(結論ですね)

・テレ ビやスマホやタブレットも1日の使用時間を制限し、
情報や知識はスクリーンより紙の印刷物から得るようにする。
電子情報は早くて便利でありがたいが、それだけだとなかなか自分の中に入っていかない。
新聞や本のような、紙の手触りや厚みや重み、
匂いやシミや汚れなどの複合情報も同時に入ってくる媒体のほうが、
情報は自分の中に入ってきやすい。(一般論としてはそうですね。海外の最新論文でもPDFファイルを一旦プリントアウトしてから読み込んでいく。)
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男の嫉妬ほど怖いものはない。経験上、組織には10%程度いますね。隠れ嫉妬。

まず気をつけましょうね。

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