2014年7月31日木曜日

2472:Tさんのこと

今日は7月最終日。いよいよ8月に入るねえ。

加速度的に日にちが経っていく。いいことだね。

作業も一段落ついた。

81年来お付き合いのある大先輩T大兄とメール交換させていただいた。Tさんはバングラのお仕事を終えたのを切っ掛けに古巣の会社を離れたらしい。もう75歳は過ぎていると思う。60歳定年後、ずっと嘱託で残っておられた。

まだまだお元気で、なかなか素晴らしいお仕事をされていたのだ。誰にでもできることではない。

彼のようにありたいといつも思っており、僕にとってのお手本でもある。70歳過ぎてもコンサル活動をし続けるのは並大抵のことではないからだ。

T大兄は僕が入社した時の課長さんだった。そのころ、派閥ではないが、海外部門にはお二人の精鋭がおられて、その下に部下が連なっている状況があった。二つの大きな勢力だね。僕はK部長の傘下に自動的に入った。というのも、彼の推薦で入社できたようなものだったから。もう一人の精鋭はS部長。丁度S部長が本社から比国事務所に転勤が決まり、入れ違いにS部長傘下の部に配属された。新部長は、Oさん。Oさんは、K部長の愛弟子みたいな存在。さて、Tさんは、S部長の愛弟子だから、当然O部長とは合わない。後で聞いた話だと、TさんもK部長とは喧嘩していたようだ。

そういう複雑な人間関係の中に、僕はうぶな新入社員として入ったわけだ。だから、結構、Tさんには厳しくされた。今思えば、そういう厳しさが底力になっているんだけど、当時はかなりこたえた。

あれから33年。

Oさんは若くして亡くなり、KさんやTさんはすでに引退。

そして、75歳過ぎたT大兄も今年3月で退職された。

僕も今年60歳。あと10年は現役でコンサルを続けたいと思っている。

帰国したら、T大兄と半蔵門ののイタリアレストランでまたお食事でもと楽しみにしている。

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