2014年7月15日火曜日

2439:良き実践の選び方

午後9時過ぎ。

そろそろ閉店にしましょう。

さて、首題である。

色んな国のいろんなセクターで、教訓とか良き実践報告書をよく見る。流行だね。

ざっと見た感じでは、教訓と良き実践の定義があいまいなものが多い。自画自賛型もあるね。

論理的には、良き実践は過去の教訓によって上手くいっている場合に限られる。

最初から良き実践を決めるのではなく、

まずは100個程度をある基準で選び、委員会などによって徐々に絞り込む。議論は当然あり、その過程が必要だ。

30個ぐらいになると、最終的なベスト・プラクティスも絞られる。

最終的には、委員会などによって、精査され、承認されることになる。

だから、我々コンサルが漠然と選定した良き実践は、選定後篩にかけられなければいけない。

結構長丁場で慎重なプロセスなのだ。

安易に事例集を作って置いていっても役にたたないことを認識すべきである。

ベストプラクティスの集合体が、所謂マニュアルとなり普及されるのだ。自分の考えで簡単にマニュアルを作る傾向がコンサルにあるが、上記のようなプロセスを再認識しないといけないよね。

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