2013年5月18日土曜日

1542:単独型への対応

今年からか、役務と簡易が合体されて単独型となった。

いい傾向である。報酬は下がったが、まあ数パーセントだから実質問題ない。

旧役務もプロポの実施方法の提案ができ、類似案件の配点が減って、評価されやすくなった。

公示予定も公示から1か月ぐらい前にあり、対応しやすい。1か月もあれば本格調査並みのプロポ準備ができる。プレゼンがある場合は特にいい。16点ぐらいかな。これが結構合否に影響する。

去年か一昨年ぐらいから、役務参加会社が本格も応札できるようになって、各会社も精鋭を役務に参加し始めたが、結果として競争があまりないので、役務を取る必要性もなくなり、以前のように本格狙いの役務応札は少なくなっているように見える。安心だね。現地経験がある人がやはり有利だから、ほぼ類似案件で決まってしまう。

事前調査など役務的な案件でも実施方法の提案を要求し配点化することは非常にいいことだ。

さて、反面教師的な、あるコンサルさんのことを書こう。決して批判ではなく、冷静な観測だ。

そのコンサルさんは、ある2流水コン会社の出身だが、今は個人で会社を立ち上げ、役務などに応札している。元の会社にいたころから知っているが、嫌に自信家で、鼻持ちならないと感じていた。去年T国の案件で不幸にも一緒だったが、「実力なし」と確信した。クライアントはまだ分からなかったようだ。案件が幸運にも続いたせいか、彼も南米とアフリカで受注していた。しかし、今回、A国の案件で失注。なんでか知らないが、教育セクターとか環境影響評価にも応札し、次々に失注。A国は、ある会社の牙城。さすがに取れないね。同じような状況だった先輩もいたが、もう応札はあきらめたそうだ。

そうなんですね、ワンパターンの表面的な調査結果では、クライアントの持続的な評価はいただけない。彼らはそれに気づかない。自尊心が強いが小心者で勝気。これでは持続的なコンサル活動はできない。

「国際技術士」っていう名称はそれを如実に示している。自信過剰の証。技術士が評価される時代ではない。大きな時代錯誤。失注したらすぐ分かっちゃうから惨めだね。もうそろそろ自分の実力を知るべきだし、自己防衛の逆切れはもうやめた方がよろしい。

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