2013年5月29日水曜日

1581:隣国との大きな違い(組織体制)

ホテルのネットはまだ辛うじて切れない。

午後から行政区分について調べている。日本人の書いた報告書には、




についての記述があり、正式な行政区分であることが分かる。問題はその先だ。いくつか報告書を精査したが、その下位の区分については正確に書かれていない。

唯一、

郡の下にロカリティーがあることが漠然と書いてある。郡とロカリティーの間にはもう一つ行政区分があるのだ。行政的ポストと呼ばれる。

行政的ポストとロカリティーは国の公式な行政区分だ。いずれも書記長がいる。

こういう行政システムに従って、下から情報が上がってくるシステムだが、実際は、責任を持つ組織は郡までだ。

問題は、コミュニティーの定義と上記行政区分の関係だ。

和文の報告書には、その点については明確に書かれていない。英語の論文や報告書では、ロカリティーの下にコミュニティーがあるような書きっぷりだ。

コミュニティー・レベルとは、この国で何を指すのか定義しなければいけない。そうしないとコミュニティーレベルの情報をどう上げていくかが不確かになる。

さて、主題に移ろう。

隣国の水関連省は、上から大臣、事務次官、局長、副局長といった幹部がおられる。その下には部長課長は存在せず、シニアエンジニアなどのスタッフだ。大臣からシニアクラスまで秘書がいて、彼らの部屋はすべて個室。若手も秘書はいないが同様に個室。ずいぶん贅沢だ。

この国では、水関連は、ある省の1局。局長、副局長、部長、課長、スタッフの順位だ。当然、局長および副局長には秘書がいるが、部長以下には専属秘書はいない。個室も課長まで。それ以下は共有部屋と大部屋で、部長や課長の部屋に囲まれている。日本と似ている。会議室は2つあるが、その一つは大部屋のど真ん中に位置する。

この2週間での印象だが、この国の方が仕事の効率性は良さそうだ。コミュニケーションも良く、作業環境の雰囲気がいい。

こちらに来て、隣国の組織体制の問題点を垣間見たような気がする。隣国はある意味英国の植民地だった影響で、権威主義や個人主義に陥っているんじゃないかな。





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