2013年5月6日月曜日

1513:時事通信社はすごい

某国で発生した業務調整員の不正な資金横領事件は、ある意味衝撃的である。

コンサルって、社員ならいまどき不正を働く環境ではないからだ。昔はかなり横行していて、海外事業本部の営業部員の不正は目に余るほど。何度か不正が暴かれる事態があり、時代の流れで無くなってきた。特に、比国やインドネシア、ヴェトナム、ケニアなどがひどかった。公的資金を要人の亡命費や現地法人設立費用に流用していたね。現地再委託をピンハネしたり、再委託費を測量しないで全額ピンハネとかね。目に余る行為が横行。大体は営業屋が主導で。子会社の社長になったカミソリXXさんは、特捜部が現地に来ても俺は関係ないと言え、とかね。人として最低。

今頃なんで、というのが率直な感想。それも組織的ではなく、個人的な流用だ。調査団の不正会計処理で、3月Z社が1か月の指名停止処分を受けているのも不思議だね。廃業コンサルの残党かな、意識が低すぎる事例だ。

研究プロジェクトの会計の甘さかな。短期の専門家はお医者さんだし、長期で派遣される業務調整員がすべての経理を任される。

とは言え、会社で受注しているのなら100%個人の責任でもなさそう。新聞記事では、無職の49歳ということになっている。

ところが、時事通信だけは、元コンサルタント会社の、となっている。それがある意味正解に近い。

そのコンサル会社の平成24及び25年度受注案件を見ると、今でも堂々とホームページに案件名が載っている。

まあ、個人の責任だから、会社名は出さなかったのだろう。それが自然か。そういう不正を働く社員を派遣する会社の責任もあるとは思うが、いかがであろう。

49歳の業務調整員。X社ではどんな社員だったのでしょうか?比国での悪い業務経験と知恵が災いしたかもね。しかし、49歳で会社から業務調整員に出されるみじめさはないだろうね、サラリーマンとして。マニラで遊び過ぎ、というよりは、会社からの給与が少ないので、住宅ローン補てんという事情なんでしょうかね。

僕がいた最大手コンサル会社も社内の組織的不正に協力しないと社内的に抹殺されたからね。実にひどいものでした。不正流用を予備費だと嘯いていた。そういう人がコンプライアンス室長になっている会社は信用できるものではない。

サラリーマンコンサルの悲哀だね。この事件は、コンサル会社の中年事務屋の悲惨な実態を反映している。

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