2014年2月10日月曜日

2085:英語は敵国語??

1990年ごろ、トルコで3番目の案件に参加した。団長でも良かったが、歳が40歳以下だったし、団長として官から天下った方がなった。お歳は、あのころで60歳は行っていたか。コンサルの団長経験は初めて。業務全体の総括は実質すべて僕がした。

以前も書いたが、ある時DSIの局長に言われた。

「団長さんは、英語できず、歳も取りすぎ、業務内容分からず、で3重苦ですな。これから大丈夫ですか?」

まあそういわれて当然なのだが、団長変えるわけにもいかず、

「私が全責任を持って調査計画を総括しますので、あんまり気にせずにお願いします」

とお願いした。日本の会社側としても切れないよね。日本ってそういう仕来りだしね。何とか無事に2年間の業務を終えた。団長から恨まれることはあったが、感謝されることはなかった。DSI局長の発言は誰にも言わなかったしね。

さて、今日のソチからのニュース。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ソチ共同】2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が9日、ソチで記者会見し、森喜朗会長(76)ら執行部が高齢で語学力に乏しいことなどについて厳しい質問を受けた。森氏は第2次大戦に触れ、英語は「敵国語だった」などと説明した。英語力について、森氏は「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と話した。出席者からは「敵国語とは不快な表現だ」(英国人記者)「ジョークだと言えば笑い話で済んだが、そうではなかった」(米国人記者)と当惑する声が聞かれた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あからさまな質問だね。でも今時はそうだよね。戦後から70年経っている。ジョークで切り返すのはいいが、それを英語できっちり言ったのなら笑って許されたかも。回答は日本語で通訳付きだったんでしょうかね。そういうのももう止めにしませんかね。誤解されるばっかり。

日本人で英語ができて当たり前になるのには、あと何年かかるんでしょうか。意外と北朝鮮に抜かれたりして?!英語力では、中国や韓国にはもう抜かれているんじゃない??

0 件のコメント: