2014年2月14日金曜日

2103:競争しなくなった日本の国際開発コンサル会社

お昼休み。

今日も暑いですねえ。オフィスで32度。

さっきまでJICAの事業実施案件の応札結果をレビューしていた。調査団には参加しない方針だが、応札結果を見ることでコンサル会社の動向も分かるということだ。

先日知った比国の災害復旧案件では、2社が戦って5社JV組が僅差で勝ったが、これも昔なら3グループで競争だろう。

今日の結果では、ミャンマーの地域計画調査で5社のJVで応札は1グループだけ。2次調査とは言え、情けない結果だ。幹事会社も人がいないし、他社も競争できないからJVに入れてもらう。そういう協力体制でやれば、別件でも逆の立場で入れてもらう依存体質。

日本のコンサル会社の世界レベルでの低迷は以前から書いているが、国内でも競争しないで依存し合うのでは、情けないね。

日本工営
オリエンタル(PCIの残党が200名)
アイシーネット

これらが日本のコンサルのベスト3。

世界戦略を持っていそうなのは工営だろうが、世界ベスト60程度じゃね。

競争しないと何が弊害かと言えば、技術力が延びないこと。競争して案件を勝ち取らない限り、技術力は身に付かない。

国際開発ジャーナルは、こういう問題については絶対に書かない。

0 件のコメント: