2014年5月10日土曜日

2266:オランダのコンサルからプロジェクト参加のお誘い

当地に来てからもう1年。各国の援助機関や国際機関の関係者ともかなり親交を深めた。

特にオランダの大使館やNGO、コンサルさんとは結構情報交換している。オランダ大使からも夕食会の参加依頼も来てたね。行けなかったけど。

そんな中、知り合いのオランダ人コンサルからプロジェクト参加の依頼が来た。珍しいね。個人的なお誘いだ。会社単位だと、日本のコンサルと組んで応札というのは良くある。受注して一緒にJVを組んで仕事しても、次が続かないのが普通だ。これは最大手コンサルでもそう。1件だけでもううんざり。信頼関係が持続しない。

知り合いのコンサルは、もうこの国を離れ、別のアフリカの国に行っている。その国で実施されるMCA案件へのプロポ提出のお誘い。MCAはアフリカの別の国でもやっている。アメリカ政府の支援ですね。USAidじゃないところが面白い。

ただしねえ、契約金額が日本と比べると低いかな。アジ銀や世銀と同程度。今や、日本のコンサルサービスに対する対価はかなり高いのだ。具体は言えないが。以前はトルコからも仕事のお誘いあったね。それは電発の環境評価だったかな。

だから、折角のお誘いだが、またねー、とメールする考えだ。誘ってくれるのはうれしいよね。それだけ実力を認めていただいていることだしね。

国際コンサルタントとして認めてくれるのは素直にうれしい。

欧米のコンサルは、通常まず日本人コンサルの個人的実力を認めないのが普通だからだ。

ネイティブ並みの英語力、交渉力、情報収集能力、行動力など日本人コンサルはまだまだ小学生レベルですからね。日本のODAの中でしか仕事ができない。自信過剰なサラリーマンコンサルは特にそうだ。困ったものですね。日本工営だって、世界第60位程度なのだ。国際級の個人芸を持つコンサルは今はどの会社にもいない。残念ですね。国際機関に見事転職しても、単なるコーディネーター。世銀だアジ銀といったって、個人的な専門的実力はもうないだろう。あると思っているところがすごいけどね。

とは言え、僕ももう今年で60歳。世界の荒海に乗り出す歳じゃないからね。もう20歳若かったら、欧米のコンサルに行くのも考えるね。自宅をロンドンとかボストンとかにして、飛び回る。

今の40代、50代のサラリーマンコンサルで、そういう気概のある優秀なコンサルはいるんでしょうかね??

久保田豊さんが泣いているかもね。時代は変わりつつあるね。。。

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